UTAU-BLOG 3

by YOSHIKI HORITA from iMAGINATIONS

2020年2月 堀田義樹と行くインドの聖地ツアー

四度目となる『堀田義樹と行くインドツアー』の募集が始まっています。

思い起こせば、一人でも決して楽ではない、というか時に過酷、というか時に命の危険さえ感じてきたインド旅。毎年通っている中でそうしたことは無くなっていきましたが、最初にツアーのお話をいただいた際には、まったくやる気持ちになれませんでした。みんなを引き連れて行くなんて無理だ、と。

しかしながら、日本におけるヨガ人口の増加、また、いつも僕が滞在しているリシケシがヨガ発祥の地ということもあり、「インド(リシケシ)に行きたいのですが」という相談も年々増加。

僕自身、インドでの学びには多大なる恩恵を受けています。何かお役に立てないものか、という考えが芽生え始めたのは、自然なことだったのかもしれません。

ツアーのお話は一年ほど保留していたのですが、ある日の散歩中「日本とインドをつなぐことができるなら」という閃きがあり、それがあまりにもはっきりとしていたので、運ばれるようにお引き受けすることにしました。

やると決めたら全力です。


そこから毎年、本当に多くの参加希望があり、ツアーでは気づきや感動が巻き起こり、中には人生における変容が起きたという人も少なくありません。日本の中で、どこか生きづらさを感じていたけれど、視野が広がり、心が解放され、自分本来の目的に気づいたという声も聞かせてもらいました。

また、共に過ごした仲間たちが、帰国後もお互いを応援し合う関係を育てていることにも、僕は大きな幸せを感じます。この特別な体験が、日本とインドだけではなく、人と人の心をもつなげていく。これらは、自信のなさや、面倒かも…、といった僕個人の小さな考えでお断りしていたなら、決して見ることができない景色でした。声がかかる時というのは、やはり必要なタイミングで、必要な学びを与えてくれるもの。「踏み出せばその一足が道となる。危ぶむなかれ。行けばわかるさ!」というアントニオ猪木のメッセージ(*注)が胸に去来します。

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さて、2020年のツアーについて。

これまではリシケシで、キールタン、マントラ、ヨガの体験、そして延泊はヴァラナシという内容でした。

ですが、ヨガの世界的な広がりと共に、リシケシが年々騒がしくなってきたことも感じていて、今やホテルやゲストハウスも所狭しの建築ラッシュ。そこで、前回ツアー終了後からスタッフとミーティングを重ね、一旦ここを離れてみようと、リシケシからさらに車で5時間ほど山に入った静かなる聖地・ルドラプラヤグ(Rudraprayag)に滞在することにしました。(途中、リシケシにも一日滞在します)

ルドラとはシヴァの別名で、神話によれば、ヴェーダの賢者ナラダが、この地でシヴァから音楽を学んだそう。ガンジス川の源流となる、アラクナンダ川とマンダキニ川の合流点には、シヴァの頭部が現れたとされるルドラナート寺院があります。ツアーの中では、シヴァの息子カルティックの寺院カルティックスワミ(標高3050m)までの山道も歩きます。頂上は360度のパノラマ、天気が良ければ美しいヒマラヤ連峰まで眺められます。

そして延泊では、僕が初めて訪れた時、祈りの美しさに心を奪われたブリンダーヴァンへ。ここはご存知のとおりクリシュナの生誕地、Bhakti(献身、愛)を学ぶ聖地です。行きたいと希望する人がとても多い町で、僕もみなさんとこの空気を味わいたくプランを立てました。ぜひ一緒に、Radhe Radheと笑顔で挨拶を交わしましょう!

あらゆる喧騒を離れて、瞑想、キールタン、伝統的な祈りの体験を中心に、ゆったりと心身をほどく時間を、みなさんと共有したいと思っています。詳しくは特設ページから資料を請求してくださいね。相談があれば遠慮なくお伝えください。

 人生に「いつか」はなし。ワクワクする気持ちがあれば、自分のために、この旅を活かしてほしいと願います。

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ブリンダーヴァンにて。

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*注
この道を行けば どうなるものか
危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし
踏み出せば
その一足が道となり
その一足が道となる
迷わず行けよ 行けばわかるさ

オリジナルは一休宗純による言葉といわれています。