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UTAU-BLOG 3

by YOSHIKI HORITA from iMAGINATIONS

こころとからだの平和のバトン 3日目

前回の投稿の後も旅が続いていました。山形、札幌、佐渡島。久しぶりに自宅でゆっくりmacを開いている感じ。今月と来月はひと月の半分近く家にいないんだな。 歌ったり、声と呼吸の練習やキルタンをシェアしたり、自然の中でいろいろな人と一緒に過ごしたり。好きなことを正直に、本気でやっていたら、好きなことがどんどん深まって、さらにますます広がりを続けています。楽しい。出会う人も楽しい人ばかり。楽しいんでるから楽しいのか、実際に楽しいことばかり起こっているのか、もはやよく分からない。ただただ、ひたすら感謝をしているのです。


さて、こころとからだの平和のバトンも最終、3日目です。

1日目

yoshiki-imaginations.hatenablog.jp

 
2日目

yoshiki-imaginations.hatenablog.jp



「3日目」ってね、すでに1日目から一ヶ月近くが経過している訳ですよ。のんびりにも程がある。でも、旅先で、iPhoneの小さい画面で、長文が打てないんです。移動中に facebookへ投稿したりはあるけれど、メールなど開くのは自分のペースで開きたいし、書くのも落ち着いた時間に書きたい。旅は一緒にいる人や、景色や空気を感じていたい。それが自分の「平和な」時間の使い方なのです。

LINEやってますか? と聞かれることも多いものの、ごくごく身近な数名としかアカウントを交換していません。結果的にそうなってるだけなんだけど、僕のペースを理解してくれている人のみ。噂によると、既読スルーとかなんとか、数時間で返信がなかったりすると学校なんかではいじめられたりもするそうで。ああ、やだやだ。ごく稀に、一緒にいるのにシャカシャカ返信を打っているような人を見ると、なんだか辛そうだなあと感じます。いったい何に追いかけられているのだろうかと。嫌われるのが怖い? 友達じゃなくなるのが怖い? そんなことで壊れるような人間関係なら、遅かれ早かれ、別の理由でも壊れるんじゃないかしら。その前に、人とゴハン食べてる途中で受信のたびスマホに向かったり、まず目の前にある関係から壊れやしないでしょうかね。



軸はどこにあるのか。

平和な日々を送るには自分の軸で生きることが不可欠です。受け取ることは必要だけれど、あれもこれもと抱え込み過ぎては足下もふらつきます。便利な道具や情報は、人生の喜びを広げるために使うのがよいと思うのですよ。引っぱられたり、流されたり、急かされたり、消耗させるためにあるのではないと思うのです。どんな時にも主人は自分。台風だって中心は静かなものです。受け身で、巻き込まれるのに慣れてしまうと、静かな場所があることも忘れてしまいます。

軸を見失った時に何が起こるかというと、うまく行かない時に、その責任すら他へと委ねてしまいがちになる。前回も書いたように、誰かのせい、何かのせいにしている間は、平穏など訪れる隙がないでしょう。〇〇のせいって、逆に言えば、自分がゆらゆら流されてる人間だとカミングアウトしているようなもの。裏切られた、とかもね。それはお互いの関係性からの、ひとつの側からの視点であって、本質を真っすぐ見つめなければ、その人は何度でも「裏切られる」経験をしてしまうのではないかと思います。

ある女性は「パートナーが私の話に応えてくれない。無視ばかりして」なんて、いつも周りに愚痴っていて。たまたまその後に男のほうと話をする機会があったんだけども「実は、彼女のヒステリーがあまりにも激しく、そういう時は黙って聞いてあげることしかできなくて」とかね、彼としてはできる限りの思いやりだったっていう。しかも、訊かれるまでは誰にも言わず胸の中にしまったままで。何ごとも片方の話だけでは分からないものですよ、男と女に関しては特に。この女性の場合、いろいろあっていっぱいいっぱいなのは理解できますが、相手に〇〇されているという意識を変えない限り、つまり自分がどうしたいのかを決めない限りは、自分もしんどいし、相手もしんどいし、愚痴られてる周りもしんどいという、哀しきスパイラルを生み出し続けるしかない。



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僕はこれまでインドに三回行っています。みなさんも聞いたことがあると思うんですよ、「インド人は嘘ばかりつく」「ぼったくられた」「騙された」とか、そういう類いの話を。ところが、実際にきちんと接してみると分かりますが、ほとんどのインド人はものすごく優しいですよ。でたらめな道を教えられたとか言う観光客は多いですが、インドの人は「知らない」と答えることが相手に対して失礼だと思っているんだそうです。一人に道を訊ねていると、そこに通りすがりの人たちがどんどん集まってき て、全員が別の方向を指差す、とか。コントか! という感じですが、よくある光景です。道ばたで地図なんか広げていると、むしろ放っておかれることのほうがレアです。確かにおかしな人に出会うこともあるけれど、それはどこの国にいたってきっと同じでしょう。日本にだっていますよね。

ぼったくられたって話で言えば、あるお土産品を1000ルピーで買ったら、隣の店で同じ物を他のお客が200ルピーで買っていたとか。リクシャ(簡易タクシーみたい な三輪バイク)に50ルピーの約束で乗ったら、100請求されたとか。どちらもよく、よくある話です。でもね、前者は1000で欲しいと思ったんだったら、それが自分の中の価値な訳で、お店に文句を言ったって仕方ない話です。後者の場合は、約束の50だけ払って何食わぬ顔で降りてやればいいんです。しばらくは背中越しに、ヘイ! ヘーイ! とか呼び止める声が聞こえてきますが、追いかけてきて何かされることはまずありません。もしも万が一何かされそうだったら、50って言ったぞーーーー! とか叫べば誰か助けてくれるでしょう(ちなみに50ルピーは90円くらい)。日本人からすると、彼らの多くはデフォルトの顔が怖く見えがちなので、そこに圧倒されるというのはなくもないと思います。でも、同じリクシャのドライバーに翌日また会ったりすると「ヨー、マイフレンド。乗っていく?」なんて笑顔で話しかけてきたりします。過ぎたことなどとっくに忘れている。もう、完全にコントです。毎日こんなのばっかり。

 
実際、インドにいると思い通りにならないことも多いというか、思い通りにならないことのほうが多いかも。今年の2月~3月に行った時は、列車が目的地に着いたの、最高で12時間以上の遅れですよ。この時点で驚くかもしれませんが、乗客が誰ひとりとして怒っていないと聞いたらどうでしょう。のんびりしたいい国だなあ、なんて思いませんか。イライラしようと思えばその入り口はいくらでもあります。でも、おもしろいなあ、この人たちテキトーだなあ、大らかだなあと感じる笑いの入り口も、そこには同じだけあるのです。

自分が何を見ていたいのか。インドに限らず、旅はそういったことをビシバシ感じさせてくれます。自然の中もそうですよね。思いがけないことがしょっちゅう起こったりする。そんな時、天候や悪路を恨んで受け身に回るのか、自ら最良と思える行動を積極的に取るのか。どんな状況であっても選択は自分の中にあります。「あいにくの天気」ってのは昔から好きになれない言葉のひとつですが、お前の都合で天のお恵みをあいにく呼ばわりしてくれるなという話です。雨でも風でも、気持ちひとつでなんだって楽しめますよ。決して状況ではないのです。僕が旅や自然が大好きなのは、こういう経験ができるからというのも大きいんです。

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最終日ということで、そろそろまとめに入りましょう。

前回『平和は本来ここにあるもの』と、僕なりの定義を述べました。流れてくる情報の量が、あまりにも多すぎる時代に生きている我々です。その中では、本来の自分の姿さえ、なかなか見えにくいかもしれません。でも、本気の本気で見に行けば、感じに行けば、確かにそれはあるんです。本当に響くもの、感動したもの、大好きなものはなんだろう。ワクワクすることってなんだろう。会いたい人は誰だろう。どうしても分からなければ、数日休みを取って、自然の中にでも行きましょうよ。頭の中をからっぽにして、穏やかな時間を過ごすだけで、きっと何かを思い出せるはずです。新しいものなんて探しに行かなくてもいいんです。思い出すだけでいい。誰かの夢は、あなたの夢ではない。誰かの豊かさの基準は、あなたと違うかもしれない。誰かの健康法は、あなたに合わないかもしれない。知識と体験はまったくの別ものです。世界的に有名なチルチルミチルの"青い鳥"をメーテルリンクが発表したのは、もう100年以上も前になります。いちばん近くにある大切なことを、もう一度、いや何度でも、思い出せるといいですよね。こころも、からだも、それを知っているのだと思います。


たった一度の限られた人生、流されて過ごすなんてもったいないですよ。自分が本当に喜ぶことができたら、周りの人だって喜んでくれる。自分の平和と共にあれば、周りにも平和を広げることができる。僕は自分の経験からそう信じているのです。

以上、こころとからだの平和について、思うことを書かせていただきました。ここまで読んで下さった方、ありがとうございます。感謝。



小さい頃は神さまがいて
不思議に夢をかなえてくれた
やさしい気持で目覚めた朝は
おとなになっても奇蹟はおこるよ

カーテンを開いて
静かな木洩れ陽の
やさしさに包まれたならきっと
目にうつる全てのことはメッセージ

やさしさに包まれたなら荒井由美



僕がバトンをお渡しするのは、メッセージセラピスト、オーガニック美容研究家である立川奈緒子さん。とても美しい言葉を綴る方です。
http://harmonywithearth.com