UTAU-BLOG 3

by YOSHIKI HORITA from iMAGINATIONS

聞きたい言葉を、言えばいい。

コロナ騒動の中、「もうネガティブな情報は見たくない」という声を耳にする。

気持ちは本当によく、よーくわかる。

ただ、その情報が事実だとすれば、それは果たして「ネガティブ」なものなのだろうか。



僕は今、世界でいち早く全土ロックダウン(封鎖)を実施したインドにいる。

13億人、外出禁止。

信じられない光景が、ひたすら目の前に広がっている。

見たくなくても広がっているこの場合、ネガティブもポジティブもない。

そこにあるのは、ただの現実と事実である。

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昨年出版された『読みたいことを、書けばいい。』という本がある。友人のサトケンが勧めてくれた一冊だ。

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読みたいことを、書けばいい/田中 泰延 (著)

著者の田中泰延さんは、コピーライターとして電通に24年勤めた後、自分が読みたいものを書くため退職したという。ページを開くや一気に読めてしまう魅力的な文章は、いわゆるテクニックというより、「書く」という行為に向かう太い根を感じさせるものだ。

なぜ書くか?という問いに対して、著者のように「自分のため」と即答できる人が、この世界にどれだけいるだろうか。そして、ここに書かれている「自分のため」とは、自己満足的な浅いものではなく、逆に、深く自分とつながるためだというのだ(結果、それが誰かともつながるということも書かれている)。

第4章 その4:文字がそこへ連れていく、という項のタイトルが、この本を象徴している。考え、調べ、言葉にして、書く、という流れが、自分との対話となり、それまで知らなかった自分に出会い、新しき「そこ」へと連れて行ってくれる。自分の言葉をネット上などで発表する、しないに関わらず、言葉や文章を通して、思考と、自分と、他者と、現実と、その他にも色々とのつながりに、新しい視点を持てる一冊だと思う。興味を持った人はぜひ。僕からもお勧めしたい。

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今、この未曾有の事態を前にして思う。

ここで必要なことは何だろう?

一番大切にしたいことは何だろう?

そのためにできることは何だろう?

それらの問いを心に投げかけて、言葉で掘ってみる。誰に聞かせる訳でもない。自分の心の一番深いところから、正直に言葉にしてみる。

聞きたい言葉を、言えばいい。のだと思った。

いわゆる、ポジティブな言葉である必要は全くない。今の自分にとって、正直で自由な心の内を、言葉に、声にしてみることだと思う。それは、自分と対話し、自分を知り、自分を運んでくれるものになるのではないだろうか。それこそ、自分が今、本当に聞きたい言葉なのではないだろうか。言葉にすることで立ち上がる発見。『読みたいことを、書けばいい』から、また新たなヒントをいただいたと感じている。

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陸路も空路も完全にストップという状況下、我らが日本航空は、デリー空港から出発の臨時便を出してくれている。帰国のための片道便を、日本から飛ばしてくれているのである。さらに、デリー以外からも空港へ辿り着けるように、日本大使館は特別な書類を作成し、バス、タクシーが通行できるよう手を尽くしてくれている。これは、インド政府への力強い働きかけによるもので、今の状況を見れば、どれほど凄いのかということがよく理解できる。

僕はインドの航空会社で取っていたチケットがキャンセルとなり、まだ先が見えない状況ではあるけれど、多くの力がインド滞在中の邦人のため動いてくれていることに、とても勇気づけられている。また、日本から、インドから、他の国からも、励ましのメールがたくさん届いていて、どれほど気持ちが救われているか分からない。感謝ばかりが浮かんでくる。

現実を受け入れ、予測できることへの対策を考え、正しい情報を調べ、動き、帰国のタイミングを待っている。こうして言葉にするだけで、心が少し軽くなるものだ。

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New Moon Day in Rishikesh

毎年のインド旅の中、一番長く時間を過ごすのが、北部ウッタラーカンド州の町リシケシ(Rishikesh:実際の発音はリシケーシュが近い)。今年も2月のリトリートで少し滞在した後、3月中頃にここへ戻ってきた。

首都ニューデリーのインディラ・ガンディー空港からは約250km。いくつかのルートがあるが、車なら平均7〜8時間くらい。母なるガンガーと呼ばれるガンジス川が町の中心を流れる聖地は、1960年代にThe Beatlesが訪れたことで、欧米にもその名が広く知れ渡ることになった。

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マハリシ・マヘーシュ・ヨーギービートルズたち。


Yoga発祥の地とも言われ、町に並ぶアシュラム(道場、学びの場)を目指して訪れる人は絶えることがない。旅行者は年々増加傾向、特に3月、International Yoga FestivalMoojiのSatsangが重なる時期は大にぎわいである。

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Yoga Festivalが行われているParmarth Niketan。


僕はこの町を包む空気感が好きで、先生が住んでいるという理由もあるけれど、長居したくなる見えない何かをいつも受け取っているのだと思う。周囲は豊かな自然、ガンガー上流にそびえる山々も心を落ち着かせてくれる。気がつけば、大切な友人も増えていた。

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先月末、インド政府はウイルス拡散防止対策として、海外からの入国をいち早く制限。間もなく日本からのビザも発行停止。三月に入ると国内の移動も制限され始め、当然、リシケシも明らかに人が減っている。

状況は毎日のように変化していて、少し先のことさえ誰にも分からない。僕の帰国便もどうなるか、今のところ不透明なままだ。

わははは。

現実逃避? いやいや。

笑って免疫力アップ? あると思うが、今はアップを狙って笑っている訳でもない。

予期せぬ出来事に出会う時、人はまた、予期せぬ自分とも出会うことになる。それは新しい自分ともいえるし、そのような状況でなければ見えてこなかった、自分の本質ともいえる。

誰も通ったことのない道の前では、不安も、緊張感もやってきて当然のはず。そのことを正直に受け止められたら、そこから始まる学びが必ずある。これぞ生きた学び、思考を深める好機、魂の成長の泉。わははは。そういう笑いだ。考えても仕方のないことは神様にお任せして、自分で動かせることにエネルギーを注ぎ込むしかない。

と、書きながら思い出した『ニーバーの祈り』から一部を引用したい。

自分と、友人たちの心の平安を願いつつ。

God, give us grace to accept with serenity
the things that cannot be changed,
Courage to change the things
which should be changed,
and the Wisdom to distinguish
the one from the other.

Living one day at a time,
Enjoying one moment at a time,
Accepting hardship as a pathway to peace,

神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。
変えるべきものを変える勇気を、
そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えて下さい。

一日一日を生き、
この時をつねに喜びをもって受け入れ、
困難は平穏への道として受け入れさせてください。

3月22日、いよいよインド全土に外出禁止令が出され、今日は宿から出ることもできず、ほとんど部屋のベランダにいた。交通もストップしているからだろう、空気がいつもより透明に見える。穏やかな青空の下は、騒動が夢だったのでは? と思うくらい美しい静けさで、かなり遠くの鳥の声までよく聴こえた。思いがけず、リシケシとも新しく出会えたような新月の日になった。

電話で、メールで、励まし合える友人たちの存在も本当に心強く感じられた一日だった。東京では、僕が不在でも、毎月の恒例『新月のKIRTAN』を開催してくれている。感謝ばかりが湧き上がってくる。

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数日前のガンガー。またすぐ行けますように。

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【 堀田義樹 帰国してからのスケジュール 】

* 延期、中止のイベントは随時お知らせします。

・4月8日(水)神戸 
『MOMOYO マジカルイニシエーションセミナー』
堀田義樹は祈りの歌と演奏でゲスト出演


・4月10日(金)神戸 元町 スペースわに
『しあわせについて、豊かさについて、話をしよう vol.6』with ぬん 

・4月10日(金)神戸 元町 スペースわに
『ちょっとえいご』わにえいご vol.32 with ぬん, ECO 

・4月11日(土)神戸 元町 スペースわに
『ヴォイスワーク & キールタン』 

・4月12日(日)大阪 堺 いとまんま
『キールタン会とインドの旅のお話会』 

・4月13日(月)芦屋 ディエステガーデン
『プライベートレッスン』 

・4月15日(水)埼玉 MITハウス
『〜2020 春の宴〜 音霊・言霊・舞』with KNOB(ディジュリドゥ), 亭田歩(ダンサー, 映像作家)

・4月18日(土)〜20日(月)沖縄 久高島

『女性性をひらく、高める、久高島リトリート』with 聡子ブランストン, 明美キャンベル 

・4月20日(月)沖縄 玉城 八角
『音魂瞑想 × KIRTAN』with 小嶋さちほ 

・4月23日(木)東京
新月のKIRTAN』

・4月25日(土)東京  Morning Lights Voice Therapy 
『Kirtan Song & Harmonium Lesson キールタンのリードをしてみよう vol.43』 

・4月26日(日)神奈川
近日公開イベント

・4月29日(水・祝日)西宮 Biotope Yoga Studio
『Vocal Flow ワークショップ』

・4月29日(水・祝日)西宮 Biotope Yoga Studio
『チャリティキールタン』

・4月30日(木)西宮 Biotope Yoga Studio
『プライベートレッスン』

・4月30日(木)西宮 Biotope Yoga Studio
キールタンの曲と親しむワークショップ』

・5月2日(土)〜4日(月・祝日)滋賀 チャクラん堂ハウス
『3Days Kirtan リトリート』

・5月9日(土)名古屋 善光寺別院 願王寺
『声と呼吸を開くワークショップ & 祈りの歌 キールタン』

・5月10日(日)名古屋 鶴舞公園
『YOGA LIFE NAGOYA』 

・5月12日(火)〜 17日(日)バリ島 シドメン村
『Kirtan & Chakra Work リトリート』with Masumi Lacoste 

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続「嬉しくて免疫力あがりました!」

前回の続き。
声にしてみると分かるが「免疫力あがりました!」の前にある「嬉しくて」が、やはり効いている。

他にも「楽しくて」「気持ちよくて」「優しくて」「美しくて」「感動して」「大好きで」「ああ、もう」など、様々なバリエーションが浮かんでくる。こうして考えているだけで、免疫力さらに上昇中(な気がする)。

言葉もエネルギーである。動かしたり、飛ばしたり、光ったり、音を出したり、冷やしたり、熱したりする力と、言葉もまた同様の質を持っているのである。意識する、しない、気づく、気づかないに関わらず、あなたの発するものは常に世界に影響を与え、変化させている。そのことを決して忘れてはいけない……と言うと少しばかり窮屈かもしれないので「たまには思い出してよね」くらいに伝えておきたい。ついでに、言葉と思考は、かなりの割合で習慣に依存していることも思い出しておこう。自分が何を考え、言葉にしているのか、自分の声をよく聞き、静かに観察してみるのもいい。

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世の中には、愛が足りないと嘆く人がいる。無償の愛を与え続ける人もいる。

数万円の借金を苦に命を断つ人もいれば、数億円の負債を笑いにする人もいる。

この世はひとつのように見えるが、一人一人の視点と捉え方の集合体である。あなたの世界は、あなたが決めたまま、そのままが大きく横たわっている。グループで旅行に行けばよく分かるはずだ。同じ景色を見ても、同じ体験をしても、感じ方は全員が違う。誰もが見たい世界を見たいように観ているのだ。

愛が足りない。そう見たい人にはそのように

金が足りない。そう見たい人にはそのように

満ち足りてる。そう見たい人にはそのように

すべては修行。そう見たい人にはそのように

人生は美しい。そう見たい人にはそのように

何もかもが神。そう見たい人にはそのように

世界はあなたの目の前に、あらゆる形を持って姿を現わすだろう。

ちなみに「インド人はウソつき」「怖い」と考えている人には、些細な出来事もそのように見えてくるようである。普通に付き合えば、多くのインド人はとっても優しいことが分かるのだが。ある国民に対してでさえ、このような違いが生じてくる訳だ。余談。

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さて、世界に影響を与えるということを、何もいきなり壮大なスケールで考える必要はない。私の見ている世界にちょっとした影響を、そう考えてみればいい。自分を喜ばせれば、その瞬間に少し、あるいは大きく、何れにしても世界は必ず変わる。もし不安や不満の世界にいたいと言う人がいたら、僕はそれを勧めはしないが、止める気もない。なぜなら、誰もが自由に、自分の人生を創造しているはずだから。親のせいで、過去のトラウマで、前世で、カルマで、星回りで、方角で、どんな理由を言葉にしたっていい。ただ、それが自分の世界に何を与えているのか「たまには思い出してよね」。

今ここで、世界に愛と思いやりと喜びと笑いを注ぎ込むのなら、すべてが輝き始めるだろう。これも無理に勧めはしないが、気になるなら試してみてほしいとは思う。僕は輝いている人を見るのが好きだから、そういう人が世界に増えてほしいという希望を持ってこれを書いている。

たまたまコロナ先生(いろいろ新しいことを教えてくれるので、こう呼ぶことにした)がきっかけで免疫力にフォーカスしてみたが、何もなくとも元気な方がいいに決まってる。いかなる時にも上げておいて損はない。言葉にはその力がある。

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Rishikeshで一番好きなカフェにて。美味しくて免疫力上がりました!

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【 堀田義樹 帰国してからのスケジュール 】

・4月8日(水)神戸 
『MOMOYO マジカルイニシエーションセミナー』
堀田義樹は祈りの歌と演奏でゲスト出演


・4月10日(金)神戸 元町 スペースわに
『しあわせについて、豊かさについて、話をしよう vol.6』with ぬん 

・4月10日(金)神戸 元町 スペースわに
『ちょっとえいご』わにえいご vol.32 with ぬん, ECO 

・4月11日(土)神戸 元町 スペースわに
『ヴォイスワーク & キールタン』 

・4月12日(日)大阪 堺 いとまんま
『キールタン会とインドの旅のお話会』 

・4月13日(月)芦屋 ディエステガーデン
『プライベートレッスン』 

・4月15日(水)埼玉 MITハウス
『〜2020 春の宴〜 音霊・言霊・舞』with KNOB(ディジュリドゥ), 亭田歩(ダンサー, 映像作家)

・4月18日(土)〜20日(月)沖縄 久高島

『女性性をひらく、高める、久高島リトリート』with 聡子ブランストン, 明美キャンベル 

・4月20日(月)沖縄 玉城 八角
『音魂瞑想 × KIRTAN』with 小嶋さちほ 

・4月23日(木)東京
新月のKIRTAN』

・4月25日(土)東京  Morning Lights Voice Therapy 
『Kirtan Song & Harmonium Lesson キールタンのリードをしてみよう vol.43』 

・4月26日(日)神奈川
近日公開イベント

・4月29日(水・祝日)西宮 Biotope Yoga Studio
『Vocal Flow ワークショップ』

・4月29日(水・祝日)西宮 Biotope Yoga Studio
『チャリティキールタン』

・4月30日(木)西宮 Biotope Yoga Studio
『プライベートレッスン』

・4月30日(木)西宮 Biotope Yoga Studio
キールタンの曲と親しむワークショップ』

・5月2日(土)〜4日(月・祝日)滋賀 チャクラん堂ハウス
『3Days Kirtan リトリート』

・5月9日(土)名古屋 善光寺別院 願王寺
『声と呼吸を開くワークショップ & 祈りの歌 キールタン』

・5月10日(日)名古屋 鶴舞公園
『YOGA LIFE NAGOYA』 

・5月12日(火)〜 17日(日)バリ島 シドメン村
『Kirtan & Chakra Work リトリート』with Masumi Lacoste 

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「嬉しくて免疫力あがりました!」

今年も二月からインドに滞在中。10日間に渡るリトリートを終えた後、いくつかの町を旅していた。ブログもSNSもしばらく更新できていなかったのだけれど、通信できる時は、例年以上にメールのやり取りが欠かせなくなっている。その多くは、帰国後のイベント、ワークショップなどについての相談と質問だ。

お察しのように、例のあれの影響である。


あれはインドでも大きく報じられていて、僕の到着した頃には渡航制限が始まり、たちまち日本人のビザ申請も全面停止に。入国できなくなった人は知る限りでも多数、友人のリトリートが中止されるなど、なんともやりきれない話もいくつか耳にした。僕は本当にギリギリのタイミングで滑り込めたことになる。

道を行けば、小さな町でさえ、マスク装着率は高くなるばかり。人々があれを話題にしていることは、ヒンディー語が分からなくても感じられる。どこの国から、いつ来たのか、たびたび聞かれるが無理もない。誰にとっても初めてのことが起きていて、誰だって少しでも安心がほしいのだ。

とはいえ、それ以外はいつものインドである。人々は明るく、人懐っこく、優しい。長く旅をしていれば「頼むから少し放っておいてはくれまいか」と思ってしまうこともあるが、このような時は、何気ない会話にさえ気持ちが救われる。どこにでも元気な人がたくさんいる。

今、日本でも、敬愛する人たちが、友達たちが、平和のメッセージを声に、言葉に、音楽に、様々な行為にして発信してくれている。連絡を取り合っている各地の主催者さんたちも、予期せぬ判断を迫られながら、丁寧に状況と向かい合ってくれている。イベントなど自粛が相次いでいると聞くが、やる、やらないよりも、まずはお互いのつながりにもう一度意識を向けていたい。そして、怖れからではなく、愛から生まれる選択を見届けたいと思う。これは試練というよりも、僕にはなんだか、みんなで一緒に魂のレッスンを受けているようにも感じられる。私たちにとって本当に大切なものは何か? ここで共有したいことは何か? きっと誰もがそう問いかけられているのではないか。その答えを、ひとりひとりが目の前の行為に示しているのだ。


免疫力、抵抗力というワードをたびたび目にするようになった。感染を広げないための対策が様々講じらる中、もしもの時にも体が冒されない力を蓄えておこう、という話である。脳科学者の茂木健一郎さんも「笑って自己免疫力を高める」内容の動画をアップしていた。

僕に医学の知識は皆無だが、不安、心配よりも、笑い、喜んでいる方が力が湧いてくることなら分かる。ついでに経験知として言えるのは、不安から深刻になっても、ろくな考えが出てこないものだ。笑う、楽しむ、喜ぶ。笑わせる、楽しませる、喜ばせる。そうやって、何があっても軽やかに越えていけたらと思う。


そんなことを考えながらの数日前。生徒の一人に頼みごとがあってメールを送った。それは我ながらナイスアイディアだったのだが、生徒にも良い提案と受け取ってもらえたようで、返信には「嬉しくて免疫力あがりました!」とあった。それを読み、僕も嬉しくて免疫力が上がった。上がったのだ。具体的に何がどう上がったとか、そんな話は粋じゃない。幸福は数値になどできない。エビデンスよりも、信頼すべきは自分の内なる感覚だ。「嬉しくて免疫力あがりました!」は、言った方も言われた方も、無条件にハッピーになれる魔法の言葉である。 僕の中ではしばらくブームが続きそう。よかったら、あなたもぜひ声に出してみてほしい。笑顔が加わるとさらに上がる(気がする)。

さあ、心に平和の花を咲かせましょう。

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前の前に広がるヒマラヤ連峰。標高3000mまで上がりました!

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【 堀田義樹 帰国してからのスケジュール 】

・4月8日(水)神戸 
『MOMOYO マジカルイニシエーションセミナー』
堀田義樹は祈りの歌と演奏でゲスト出演


・4月10日(金)神戸 元町 スペースわに
『しあわせについて、豊かさについて、話をしよう vol.6』with ぬん 

・4月10日(金)神戸 元町 スペースわに
『ちょっとえいご』わにえいご vol.32 with ぬん, ECO 

・4月11日(土)神戸 元町 スペースわに
『ヴォイスワーク & キールタン』 

・4月12日(日)大阪 堺 いとまんま
『キールタン会とインドの旅のお話会』 

・4月13日(月)芦屋 ディエステガーデン
『プライベートレッスン』 

・4月15日(水)埼玉 MITハウス
『〜2020 春の宴〜 音霊・言霊・舞』with KNOB(ディジュリドゥ), 亭田歩(ダンサー, 映像作家)

・4月18日(土)〜20日(月)沖縄 久高島

『女性性をひらく、高める、久高島リトリート』with 聡子ブランストン, 明美キャンベル 

・4月20日(月)沖縄 玉城 八角
『音魂瞑想 × KIRTAN』with 小嶋さちほ 

・4月23日(木)東京
新月のKIRTAN』

・4月25日(土)東京  Morning Lights Voice Therapy 
『Kirtan Song & Harmonium Lesson キールタンのリードをしてみよう vol.43』 

・4月26日(日)神奈川
近日公開イベント

・4月29日(水・祝日)西宮 Biotope Yoga Studio
『Vocal Flow ワークショップ』

・4月29日(水・祝日)西宮 Biotope Yoga Studio
『チャリティキールタン』

・4月30日(木)西宮 Biotope Yoga Studio
『プライベートレッスン』

・4月30日(木)西宮 Biotope Yoga Studio
キールタンの曲と親しむワークショップ』

・5月2日(土)〜4日(月・祝日)滋賀 チャクラん堂ハウス
『3Days Kirtan リトリート』

・5月9日(土)名古屋 善光寺別院 願王寺
『声と呼吸を開くワークショップ & 祈りの歌 キールタン』

・5月10日(日)名古屋 鶴舞公園
『YOGA LIFE NAGOYA』 

・5月12日(火)〜 17日(日)バリ島 シドメン村
『Kirtan & Chakra Work リトリート』with Masumi Lacoste 

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4月18日〜20日 沖縄久高島『女性性をひらく、高める久高島リトリート』ゲスト

* 3月17日 追記:
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、久高島リトリートはキャンセルとなりました。


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長いこと「いつか行こう」と思っていた場所のひとつが久高島。昨年のオーストラリアで現地サポートしてくれた、栗ちゃんことブランストン聡子さんからお誘いがあり、4月開催の久高リトリートにゲスト講師として参加させていただくことになった。「いつか」が現実になるのは嬉しい。

『女性性をひらく、高める久高島リトリート』
 実は最初にこのテーマを聞いた時、僕がお役に立てることはあるのだろうか? と感じ、すぐには返答できずにいた。

僕は自分の活動のすべてを、絶対にやりたいか、でなければやらない、と決めている。特に、誰かと一緒にやらせていただく時には、目指す方向がひとつでないのなら、いい方向には進まないことを経験として知っている。大切な時間、すなわち命を使うのなら、そこに関わる全員が幸せでいられることをやりたい。かけらほどでも迷いがあったらできない。やるべきではないと思う。

その正直な気持ちを栗ちゃんに伝えたところ、彼女もリトリートへの想いを率直に聞かせてくれた。

「日本に暮らす女性が、もっと自分らしくあれるように願っている。」
「女性達が自信を取り戻し女性性を発揮できたら、どんなにか日本の未来が明るいのではと思う。」

日本を遠く離れ、異国の地で力強く生きる彼女の姿からは、僕もおおいに感銘を受けていた。オーストラリアでのリトリートでも、栗ちゃんは、日本から参加した女性たちに明るさ、強さ、おおらかさなどを存在から伝えてくれていて、本当に頼もしかった。そんな栗ちゃんも、かつては日本で、何に苦しんでいたのかも分かぬままに、長い間もがいていたのだとという。

「オーストラリアで、自然の摂理に沿った暮らしをしている私たちだからこそ、見えること、できることがあると思うの」という言葉に深く頷けたし、さらに「女性性を開くには男性性が必要」で、この内容なら僕しか思い浮かばないと言ってくれた。実際にリトリートで深い時間を共有した人から、そのような信頼を向けてもらえるというのは、たいへん光栄なことである。

こうした対話の中で、一緒にやらせていただく意味が徐々にクリアになり、ありがたくお引き受けすることになった次第。今は自分の役割もはっきり見えていて、とてもワクワクしている。ぜひ、必要な人へ届いて欲しいと願うばかりだ。2月22日までは早期割引もあるのでチェックしてほしい。

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栗ちゃんと、一緒にリトリートをナビゲートしてくれる、同じくオーストラリア在住の明美キャンベルさんのプロフィールはこちら。

聡子ブランストン(Kuri):
オーストラリア在住。3.11を機に、海外移住と離婚を経験。現在オーストラリア、クィーンズランド州、母なる山ビーチモンドにて、オージーパートナーと子供たちと自然の摂理に沿った暮らしを実践中。リメディアルマッサージセラピスト兼Organic spa & space aumオーナー。こだわりの薪風呂が人気。最近では、自ら畑で育てたハーブを中心に展開する女性のための美容ブランドyoni organic を展開中。 オンラインショップを近日オープン予定。

 
明美キャンベル:
オーストラリアの砂の島North Stradbroke Island 在住。
自然と共鳴しながら毎日を気持ちよく暮らせるようにマクロビをベースに見える部分のアプローチと、クリスタルや色の波動を取り入れチャクラバランスを整える見えないアプローチから「幸せになるご飯」を提案。
見えない波動を五感で味わい、内側の自分と繋がる時間を持つことで、日常が喜びと幸せに溢れるようになるイベントやリトリートを島や各地で開催。チャクラアセスメントとインナーチャイルドの個人セッションなどを行なっている。

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リトリートによせて、栗&明美からのメッセージ:

女性である「わたし」の自信を取り戻し、「わたし」を満たし、「わたし」を輝きだすことで、「わたし」自身をも超え、母なる地球全体に「平和」が波紋のように広がっていく..

​私たちは、このリトリートに、そんなイメージを膨らませています。

神聖、かつ女性性のシンボルである「ヨニ」に溜め込んだ感情をリリースすることで、 ありのままの本来の自分に再会し、女性としての喜びと幸せを体感するためのリトリート。

この度、最高の聖域と位置づけられた、神々が宿る島「久高島」にて開催させていただく運びとなりました。

神の世界と私たち人間が住む世界がつながる「久高島」

そんな特別な島で、ヨニに深く関係のあるチャクラや身体のポイント、マインドにアプローチをかけ、「わたし」をほぐして、ほどいて、とことん癒していきます。

そして、多くの人を「本来の自分」へと導いてきたスペシャリスト、国内外で活躍する堀田義樹さんを講師に迎えた特別なワークへと続きます。義樹さんの包み込む愛とパワフルなパッション、それでいて俯瞰しながら 見守る冷静さ。彼の慈悲の心から響く声のセッションと共に、最後の夜を愉しみましょう。

1日目 それまでの自分のすべてを受け入れ、手放し

2日目 意識が変容し本来の自分に還る

3日目 女性性の陰と男性性の陽のエネルギーが統合し、自分の女性としての自信を取り戻し日々の時間へ還る

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#ヨニとは
生命の根源であり、最も神聖な場所である
サンスクリット語で女性器を指す「ヨニ/Yoni」
また日本語では「陰部」と表すように身体の中で最も「陰」な場所
そこには、抱え込んでしまった「感情」が蓄積され
しばらく手放さずにいると
身体や心の不調となって現れたり
本来の自分自身を見失ってしまったりすることに繋がっているそうです

#久高島について
全てはここから生まれた、神々の島と呼ばれる久高島
「男は海人、女は神人」と言われる、最高の聖域と位置づけられた沖縄の島
12年ごとの午年に島の女性たちが山籠りして神女になるための神事がある島
女性が神事を執り行い、太陽と月と暮らす島
のんびりしたあるがままの自然の中だかこそ、あるがままのあなた自身の本来の姿を取り戻せる

#数秘的な開催日について
日程の十八は数秘で九となり終わりであり、完成
一つのサイクルの完了を示し、全ての数字を内包し平和の数字の日
十九(つく)は数秘でいえば十となり、一、始まり、可能性
二十は二となり、繋がり、調和、女性原理、陰陽、男女、バランス
18日 それまでの自分のすべてを受け入れ、手放し
19日 意識の変容し本来の自分に還る
20日 女性性の陰と男性性の陽のエネルギーが統合し、自分の女性としての自信を取り戻し日々の時間へ還る

お申し込み方法などさらに詳しくはこちらから。

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さらに4月20日には、沖縄本島玉城『八角堂』にて、ついに小嶋さちほさんとご一緒させていただくことになった。この日についてはまたすぐに。

2月24日 新月のKIRTAN

毎月、新月の日に開催しているKIRTANの会。
誰でも安心して参加できるように、特に、KIRTANに初めて触れる人が安心して過ごしてくれたらいいなと考えながら続けている。

僕個人として言えば、インドでの超ディープなKIRTANも大好きだ。延々と、時には数日に渡り休むことなく繰り返される祈りの声、声、声。我を忘れ、というよりも、我をも失くし、神と一体になる老若男女。彼らにとって、祈りとは命であり、人生であり、全てなのだ。

けれど、ふと思ったことがある。

僕がKIRTANと出会ったのが、インドで、この瞬間だったとしたら? と。

もしかすると、今のように、祈りの言葉や歌を学ぼうとは思えなかったかもしれない。ただただ圧倒されて、単に観光客、傍観者として「すげーな」で終わっていたかもしれない。むしろ引いていたかもしれない。もはや確かめる術はないのだが。


初めにGina Salaと会って、彼女を通してインドの神々と会った。「すべての神の本質はひとつ。それは愛である」という言葉は、一瞬で腑に落ちるものであり、何より彼女の在り方に感銘を受けた。Ginaさんが扉で本当によかったと、今でもつくづく思う。

そしてインドで最初に連日の学びを与えてくれたNeetiは、帰国したら学ぶ場がない、と子供のように愚痴った僕の目を、じいっと見つめてから笑顔でこう言った。
「あなたが日本でやればいいじゃない」「できることをやればいい」


日本でKIRTANを、インドの祈りを声にする意味を、今でも毎日のように考えている。なぜなら、僕に大切な種を手渡してくれた人たちがいるから。僕が唄う時にはいつも、神様と、師と、師の師、そこへと繋がった全ての先人の存在を思う。自分の満足だけのためになど、できるはずがない。

僕が学びを始めて10年以上経った今も、KIRTANの場には必ず、初めて参加するという人が来てくれる。それは、かつての僕である。安心してここにいてほしいという思いは、僕が初めてKIRTANに参加したあの日への、深い感謝から生まれているのだ。

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いつの間にか時は流れて、日本にもKIRTAN仲間が増え続けている。毎月開催を始めてから八年目の『新月のKIRTAN』は、僕が遠征などで不在の時にも、休まずに場を開くことがひとつの目標だった。今は、安心して委ねられる状況が整って、心からありがたいと感じている。優しいスタッフたち、里子さん、出産のためお休み中の純さん、そして、今月から加わってくれる妙子さんを中心に、たくさんのサポートへの感謝は尽きない。みなさん、ひとりひとりにとって、お互いにとっての安心の場を、これからも一緒に育てて行ければ幸せだ。

二月と三月、僕は今年もインド滞在のため留守をするけれど、新月の日にはどうぞお気軽に、安心してお集まりいただきたい。

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新月のKIRTAN』

日時:
2020年2月24日(月・祝)

開場 13:30
開始 14:00
終了 16:30頃

会場:
オフィス 銀の鈴1階
港区西新橋3-8-1
第二鈴丸ビル1F
http://www.ginnosuzu.net/accessmap/ 

リード&ハルモニウム:
相良真紀
yuka
Mari
妙(tae)

参加費:
事前予約 ¥2,500
予約なし ¥3,000

お持ちもの:
飲み物(マイボトルの使用大歓迎)
座布団などの敷物
よければお花(集まったお花で花曼荼羅をつくります)

お申し込みフォーム:
https://ssl.form-mailer.jp/fms/d921744b653714 

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KIRTAN(キルタン、キールタン)は、神様に捧げるお祈りの歌です。インドではBhakti(バクティ = 献身、信愛)の行為として、とても大切にされています。ヨガの広がりと共に、世界で、そしてここ日本でも、広く知られるようになりました。詳しくは堀田義樹ブログ『Kirtanについて』をご覧下さい。
http://yoshiki-imaginations.hatenablog.jp/entry/2016/11/11/085300 

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新月のKIRTANの収益は、運営費を除く全額を『あしなが育英会』へ寄付させていただいています。

あしなが育英会
https://www.ashinaga.org/ 

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2020年の新たな取り組み、マイボトルチャレンジについて。
http://yoshiki-imaginations.hatenablog.jp/entry/2020/01/18/000800 

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Facebook イベントページ:
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堀田義樹 スケジュール:

二月〜四月はインドに滞在しています。

・2月17日(月)〜2月26日(水)ルドラプラヤグ、リシケシ他 
リトリート『北インドの聖地でBhaktiの旅』 

・4月5日(日)東京 高尾 常福寺

『高尾 1day リトリート』with 石井タカシ(シンギングボウル), 富岡和也(Natural Lifestyle, アーユルヴェーダ料理)

・4月8日(水)大阪
近日公開イベント

・4月10日(金)神戸 元町 スペースわに
『しあわせについて、豊かさについて、話をしよう vol.6』with ぬん

・4月11日(土)神戸 元町 スペースわに
『ヴォイスワーク & キールタン』

・4月12日(日)大阪
近日公開イベント

・4月13日(月)芦屋 ディエステガーデン
『プライベートレッスン』 

・4月15日(水)埼玉
近日公開イベント

・4月18日(土)〜20日(月)沖縄 久高島
『女性性をひらく、高める、久高島リトリート』with 聡子ブランストン, 明美キャンベル 

・4月20日(月)沖縄 玉城 八角
近日公開イベント

・4月23日(木)東京
新月のKIRTAN』

・4月25日(土)東京  Morning Lights Voice Therapy 
『Kirtan Song & Harmonium Lesson キールタンのリードをしてみよう vol.43』

・4月26日(日)神奈川
近日公開イベント

・5月12日(火)〜 17日(日)バリ島 シドメン村
『Kirtan & Chakra Work リトリート』with Masumi Lacoste 

最新情報は https://www.morning-lights.net/ からどうぞ。

沈黙について、亭田歩さんの投稿より。

映像作家・亭田歩さんがFacebookでシェアしていた記事。あまりにも響いた(正直、泣いた)ので、感謝を込めて、僕からもご縁ある人へ紹介したい。

白隠禅師の話:
https://www.nenpoushinkyou.jp/jougo/46 


亭田さんは、先住民族たちのメッセージを伝えるドキュメンタリー映画『ー響きー HIBIKI』を八年がかりで制作中だ。2月8日に東京で行なわれる報告会には、僕も音開きの歌を捧げさせていただくことになっている。当日は、天外伺朗さん、不食の弁護士・秋山佳胤さん、ディジュリドゥ奏者・KNOBさん、ブラウンズフォールド・中島デコさん、八ヶ岳の森から世界へ旅するアーティストKURIなど、会えることが楽しみな人たちもたくさん。

響き総集編・報告最終講演会 in 関東:
https://holotropicnetwork.wixsite.com/network/blank-55 

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この日はすでに予約で満席、当日券も出せないほどらしい。亭田さんと『ー響きー HIBIKI』は、これからますます広く知られていくのだろう。

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2019年11月『しあわせの経済 国際フォーラム』にて。